椿 奈緒子

Naoko Tsubaki

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株式会社リサーチパネル
プロジェクトマネージャー

総合商社を経てサイバーエージェントに入社。広告営業を経てオンラインサンプリング事業「トライアルネット」の事業責任者となる。2005年にビジネスポータルサイトを運営するサイボウズ社との合弁会社cybozu.net株式会社を立ち上げ、代表取締役CEOに就任。その後、メディアマネタイズ事業やアンドロイドアプリ事業、ニュースメディアなどさまざまなインターネットサービスの立ち上げを行う。

ワーキングマザーのロールモデルをシェアする「パワーママプロジェクト」主宰者でもある。

キュレーターの想い

新規事業立ち上げの傍ら育児にも奮闘中。さまざまな体験を通して自分の「好き」を見つけ、個性を伸ばしてほしい。

幅広い体験を通して、「自ら考え、動ける」子供に。

私の肩書きは、ビジネスポータルサイトやアンドロイドアプリ、ニュースメディアなど、さまざまなインターネットサービスを立ち上げてきた「新規事業立ち上げ人」。現在VはOYAGE GROUPの関連会社であるリサーチパネルで、新規事業を準備中です。

その間、ブラジル人の夫と結婚し、出産。息子は現在2歳8カ月ですが、自営業の夫と役割分担をしながらフルタイムで働いています。

私の母は、専業主婦で教育ママ。長女の私は2歳から塾に通い、4歳でエレクトーンなど4つの習い事を行い、小学校の時には月曜日から土曜日までの週6日習い事に通っていました。そういう場に集まる子供たちは、勉強ができる優秀な子ばかりだったので、元々そこまで優秀ではない私は「人一倍努力しないとみんなに勝てない」という意識を植え付けられました。習い事という機会により、「他人から言われなくても自分で最大限努力する」という自発的モチベーションを養うことができたと実感しています。

ただ、フルタイムで働く私には、同じ体験を息子にさせるのは不可能。どういう機会を提供すれば「自ら考え、動ける」子供になるか、日々考えています。
現在力を入れているのは、とにかく幅広い経験をさせて、「好き」だと思えるものに出会えるチャンスを増やすこと。例えば、夫が毎週末やっているサッカーに参加させてみたり、野外キャンプに連れて行ったり、「キドキド」のような室内遊び場に連れて行ったりして、彼が何に興味を示すかを観察しています。もう少し大きくなったら、マインドマップやフォトリーディングなど、脳を刺激するような体験もさせてみたいですね。グローバルで臆せず戦えるように、模擬国連など議論の場もぜひ経験させたいと思っています。

このように、たくさんやらせたいことはあるのですが、決して無理はさせたくありません。「好き」と思う気持ちを大切にし、自分の個性を伸ばしてほしいので、さまざまなジャブを打ちながら彼にヒットするものを見極めたいと思っています。そういう意味で、このサイトにはとても期待しています。例えばエンジニアリング系やサイエンス系など、私と夫ではオーガナイズできないプログラムを、こういうサイトを使って体験させてみたいですね。

多様性の中で周りと協調しながら生き抜く「真のグローバル人材」になってほしい。

将来グローバルで戦える大人になってほしいからと、英語を習わせている親御さんはたくさんいらっしゃいますが、将来何をさせたいのか具体化できている人は少ないと感じています。「自分が英語を話せないから、自分と同じような思いをさせたくない」という動機で習わせている人がほとんどではないでしょうか。

グローバル人材の定義は人それぞれだと思いますが、私は「多様性のある人々の中で生き抜くこと」だと定義しています。自分と周りのアイデンティティを理解し、強みや弱みを慮りながら、周りと協調していくことを教えたいですね。
日本とブラジル、両方の国籍を持つ息子は、他の子供よりも「自分のアイデンティティとは?」を考える機会がきっと多いはず。その時の一つの材料として、「日本を知る」ことは重要だと考えています。例えば和太鼓や空手などの日本的な習い事をする機会も、早めに提供したいですね。

今の日本の教育方針には、さまざまなギャップを感じています。「グローバル人材を育てる」と言いながら、それに対応できていない初等教育に不安と不満も覚えています。私一人にできることは少ないかもしれませんが、まずは声を挙げること、そして自ら成功事例を作ることが大切ではないかと考えています。
今後は、同じ想いを持った人と協働しながら、効果的と思われるグローバル教育の方法を考え、世に発信したいですね。そして、それが実際にカリキュラム化されるならば、最大限協力もしたい。「教育のROI(投資対効果)」を、この手で実証したいですね。