竹内 明日香

Aska Takeuchi

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一般社団法人アルバ・エデュ
代表理事
株式会社アルバ・パートナーズ代表取締役

東京大学法学部卒業後、日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)にて国際営業や審査等に従事。2007年に独立し、海外向けに日系企業の情報提供を開始。2009年に国内企業の海外事業支援と情報発信支援を行うアルバ・パートナーズを設立。プレゼン専門家やバイリンガル講師による各種ワークショップの開催等を手掛ける一般社団法人アルバ・エデュの代表理事も務める。親と子で奏でる音羽の森オーケストラ「ポコアポコ」主宰。小6、小3の男児、2歳の女児の母。

キュレーターの想い

子供たちが生きていく未来は、今よりもさらに厳しいはず。逆境にもめげず、立ち向かえる体力と精神力を身につけてほしい。

仕事と育児の両立に悩んだ会社員時代。独立して、全ての問題が解消された。

子供は小6、小3の男の子、2歳の女の子の3人。大学卒業後、長く銀行に勤めていましたが、次男の育児休暇中に退職し、独立しました。

長男の育児をしながら仕事をしていた時は、毎日が辛かったですね。職場では、お迎えの時間ぎりぎりまで頑張っても、ワーキングマザーは「早く帰る人」「何かあっても仕事を振りにくい人」というイメージで見られる。そして、19時近くに保育園に駆け込むのですが、大体うちの子供が最後で、一人でぽつんと待っている。「遅くなってごめんね」と謝りながら帰る家は、掃除も片付けもできずぐちゃぐちゃ…。八方ふさがりでした。

でも、会社を辞めて独立したら、全ての問題が解消されました。海外との時差を利用して海外事業支援やIR(投資家向け広報)活動のアドバイス業務、などを提供する会社を立ち上げましたが、周りの目を気にせず自分のペースで仕事ができるのが嬉しかったですね。現在は、子供が学校から帰ってくる16時までには私も帰宅し、彼らを待ち構えて軽食を食べさせて習い事に送り出し、その後今度は自宅で仕事をする…という生活を送っています。
 
独立後は自分でコントロールできることも増え、また余計な肩の力が抜け心身ともに楽になりましたね。全てを自分で抱えるのではなく、アウトソースも活用するし、仕事が詰まってきたら、誰に何を振り分けるかを徹底的に考えます。今は、クライアントも私の立場を理解して下さる方ばかり。理解のある人たちに囲まれ、支えられているからこそ、今の生活が実現できているのだと実感しますね。

全てのベースは自分の「キャパ」にある。子供のうちにまずは体力・精神力・発想力のキャパを広げてあげたい。

下の子はまだ2歳なので習い事はこれからですが、上の2人にはスポーツを中心にたくさんの習い事をさせました。
 
まずは今日、私があるのは体力があってこそ。気合も根性も、全て体力に内包されていると実感しています。勉強は必要な時期になったら、その広がったキャパの上に、後からでも載せられる。まずはできるだけ早いうちに、自分の体力や精神力のキャパを広げてほしいと考えたのです。

長男も次男も、小学校に上がる前からサッカー、スイミングなど運動系の習い事にほぼ毎日通っていました。毎日通わせていたのは、2人ともエネルギーが有り余っていて夜なかなか寝つかないので、毎日運動させることで早くコテンと寝てほしい…と思ったからなのですが、スポーツを続けるうちにさらに体力がついてしまって、もっと元気になっちゃった・・・(笑)。今も全然寝てくれません。
放課後、サッカーを4時間やっても元気いっぱいなんですから、子供の体力はすごい!もう十分すぎるぐらい、体力のキャパは広がりましたね。

また親が「世の中に限界はない」ということを自分の背中で伝えることも大事だと考え、私自身がフルマラソンを走ってみたり、家族で東京から鹿児島までドライブする旅行!なんていうのを実行したり、友人たちとアマチュアオーケストラを立ち上げてみたり。また今の社団法人の立ち上げの過程も、なるべく子どもたちを巻き込んで進めました。そうやって子どもたちの発想のリミッターを外すことに貢献できたらと考えています。

「やりたくない」習い事も安易に止めさせず、乗り越える経験をさせるのも大切。

長男には、初めにサッカーをさせてみたのですが、彼はおとなしい性格で、お友達からボールを奪い取るプレーが嫌だったみたい。そこで、「テニスなら大丈夫では?」と考え、Youtubeでテニスの動画を見せたところ興味を持ったので、体験レッスンに参加したらどんどんハマっていきました。スポーツ系の習い事は、どうしても親がやっていたものを選びがちですが、子供の性格や個性を見て判断したほうがいいですね。彼は3月生まれで同級生の中でも体が小さかったのですが、テニスが上達するにつれ、自分に自信がつき、自己肯定感が高まったように思います。本人に適したスポーツについて、もっと早くに気付いてあげられればよかったと思いました。

ただ一方で、「やってみたけれど好きじゃない、やりたくない」というものを、続けさせることも必要だと感じています。我が家で言えば、上の兄弟ともにスイミングの級が上がった頃から苦しくて辛いからやめたいと言い出しました。そこで少し高い目標(そこの教室では「1級」という級)を設定して、そこをクリアしたらやめても良いと伝えました。長男は無事卒業。今次男が挑んでいます。(二人とも泣いて入らない時は自分も水着に着替えて一緒に入っていました・・。)
楽器の習い事も同様に毎日のお稽古が辛いと言う時もありますが、これはサッカーの試合後であろうが、どんなに疲れていてもマスト。こちらもここまでという目標を決めています。大切なのは親が「ぶれないこと」だと思います。
社会に出れば、好きではない仕事、やりたくない役割にも逃げずに取り組まねばなりません。「嫌だから、辞める」と安易に逃げる癖をつけず、自分でその壁を乗り越え、それをむしろ成功体験として持たせてあげたいと考えているのです。
次男も、毎日スポーツ系のスクールに通っていましたが、体の成長ペース以上に筋肉が発達してしまったのか、「筋肉が痛い」と言い出しました。そこで、スポーツ系を1つ減らして、未来に役立ちそうな教育系のプログラムを受講させることに。現在は、週1日プログラミングスクールに通っています。彼が就職する頃は、どんな仕事もコードとは切り離せない状態になっているでしょう。将来、システムエンジニアにならなくても、コードの裏側にあるロジックを理解できている方が、視野が広がると思ったのです。

実は、プログラミングは私も興味がある分野なので、一緒に通って隣で講義を聞いてみたりしています。このように、子供の興味・関心だけでなく、親も一緒になって興味も満たせるような習い事があるのは嬉しいですね。このサイトでも、子供だけでなく私の興味も満たせるような、親子参加型のプログラムやアクティビティを見つけたいと思っています。

仕事でご一緒する海外の人たちと話すと、欧米人、アジア人を問わず、収入に比して子どもたちの勉学や習い事に半端ではない金額を投資している人たちが多いと感じます。うちは私立の学校に行かせているわけではないので学費はかかりませんが、習い事の出費は大きいです。子どもたちの服はおさがりや頂き物だったり、おもちゃを買うこともほとんどない分、自分の収入のほぼ全てを子どもたちの習い事に投資している感じです。それでもその分、得られるものがあると信じているので、母も頑張ってます笑。

「自分だけが良ければいい」ではなく、周りに与えられる人間になってほしい。

今の日本の人口動態や財政基盤を見ると、子供たちは、私たちが過ごしてきた時代よりも数段厳しい環境を生き抜くことになるのだろうと思います。だからこそ、子供たちは逆境にもめげずに前に進める力のある、打たれ強い人間になってほしいですね。
そして、「自分が良ければいい」という考えではなく、周りのことを考え、周りにいい影響を与えられる人間になってほしいですね。この想いは、学校の先生や習い事先の先生にも共有しています。私の想いを理解したうえで子供に対応し、アドバイスをしてくれるのでありがたいです。

中学受験を控えている長男は、最近はスポーツ系の習い事を減らし、学習塾に通っています。塾と学校の両方から大量の宿題が出るうえ、授業もみっちり。今の子供は大変ですね。
今時の中学受験は、親が勉強を見るなどフォローをする体制が当たり前なようですが、うちにはそんな時間的余裕がなかなかありません。ほぼ本人の自主性に任せています。本人なりに頑張った結果、もしも受験がうまくいかなくても、それが彼の人生。彼を信頼し、任せながらも、親として彼の頑張りを近くで見守っていきたいと思っています。