カスタマー体験レポート①山育×山行く

「山育×山行く」に参加して(田中様ご家族)

●当日の流れ● 

2015年10月4日午前8時15分。新宿駅西口で集合し、貸し切りバスへ乗車。乗車の際は座席表をみて座り、いざ御岳山へ。道中、主催者側の紹介と参加した各家族による自己紹介があり、1時間半ほどかけて到着。ロープウエーはグループ乗車扱いのため、特にきっぷ購入などの手続きもなくスムーズに終点まで。到着後、いよいよ山登りだが、しっかり歩ける幼児コースと、親が基本抱えて登る乳児コースに分かれる。1歳半のよちよち歩きの息子は後者。大人であれば、30分ほどで着く頂上も1時間半かけてあくまでも子どものペースで動く。昼食の時間も1時間半とたっぷりあり、昼食後に子供たち同士で遊ぶ時間も設けてある。帰路ものんびりペースでロープウエー駅まで。全員が到着するまで、これまたのんびり待つ。乗車前に駅前広場で集合写真を撮影。ロープウエー下車後、再びバスに乗り込み、帰途に着く。アンケートに答え、感想を各家族が話しているうちに、午後6時40分頃新宿着。バスを降りて解散。

●体験前のイベントに対する期待・体験後の感想●

 息子が生まれて1年半。息子が生まれる前は夫婦そろって毎週末、自転車でロングライドに出たり、ジョギングしたり、マラソンやトライアスロン大会に出たりと、アウトドアライフを過ごしていたが、生まれてからはそんな生活とはすっかり無縁になってしまっていた。しかし、息子がこの夏から徐々に歩けるようになったため、夏休みにイタリア・ドロミテ山脈へ行くことを決意。アルプス・デ・シウジという冬場はスキーリゾート地を訪れた。ここは道もよく整備され、ハイキングに出かける家族連れでにぎわっており、山デビューも無事成功。空気も景色も良いこの地で、歩きに自信をつけた息子は帰国後、ずんずんと歩くようになった。ちょうどそんな時期に、この「山育×山行く」の会のお誘いがあり、我々は「行くしかない!」と即決した。

 「当日用意するものリスト」の中に、乳児連れはベビーキャリアーとあった。海外では良く見かけていたので「確かにこれがあると便利だな」と思った。レンタルは一日5000円。購入すると20,000~30,000円。体重20kgまではのせられるという。夫婦の結論:「これを買ってどんどん山登りに行こう!」

 イベントに参加する前は、正直、我々夫婦がアウトドア生活へ戻る第一歩的なとらえ方だった。ベビーキャリアに子どもを押し込めば、途中ちょろちょろっと歩かせてみて、あとは大人の我々がひたすら歩き回ればいいと思っていた(ちなみに我々夫婦は通常の休日でも10kmぐらい普通に歩いていた)。ところが、バスに乗って考えを改めさせられた。実行隊長の山田淳さんの挨拶で「今日は子どもが主役です。途中、何度も足を止めても決してせかさないでください。本当にギリギリ間に合わなくなったら、我々が声をかけます」。日常生活では我々大人のペースで動くため、子どもがぐずぐずしてたり、寄り道しようものならすぐに担ぎ上げて行動していた。このイベントは子ども中心に動く。実際、息子もロープウエーから降りても道ばたの石ころやドングリが気になっては何度もしゃがみ込む。周りのお兄ちゃん、お姉ちゃんの行動やしぐさに興味を示す。大人からみればムダな作業を繰り返しているが、遊歩道を最後はちゃんと歩く。終盤、急坂にさしかかった時にどうするのか見守っていたら、坂道ではバランスが取れないと判断し、ハイハイに切り替え、坂道を登り始めた。そこまでしてでも「僕は登りたいんだ!」という意思があふれている。結局、登りはベビーキャリアの出番はなく、本人ががんばって登ってみせた。これには我々も驚くと同時に感動した。さすがに帰路は疲れてしまい、ベビーキャリアで爆睡したが。。。
 帰りのバスでもぐずって大泣きしたが「大泣きしてもいいようにバスをチャーターした」というだけあって、安心して帰路に着いた。全行程が子ども中心にできたこのイベント。すばらしいの一言に尽きる。参加してあまりにも楽しかったため、翌週末にも近場の山へ出かけてしまった。息子が山でイキイキと張り切っている姿をみると、このイベントに参加して良かったとつくづく思う。次回ももちろん参加させていただく。日常を親のペースで動かしているようなパパ・ママには、子どものペースに親がついて行くことの大切さをかみしめてもらえると思う。

tanaka3

tanaka4